就任祝い

社長、会長、役員――。
新たな役職に就くことは、その方にとって大きな節目であり、これからを担うという決意の表れでもあります。
そのお立場を祝い、これからのご活躍を願って贈るのが、就任祝いです。

就任祝いは、贈る相手が社外(お取引先)か社内(自社の新体制)かによって、選ぶ言葉も、作法も、税務上の扱いも変わります。お忙しい代表者様・ご担当者様に代わり、その準備が滞りなく運ぶよう、松美堂がお手伝いいたします。

社内・社外での使い分け

ひとくちに就任祝いといっても、「どなたへ贈るのか」で、整えるべきことが変わります。
まずは社外向けか社内向けかを決めておくと、表書きの言葉も、名入れの有無も、ぐっと定まりやすくなります。

  • 社外(お取引先・お世話になっている方)へ ― お世話になっている企業の代表者・役員が就任された折に、お祝いを贈る場合。のしや立て札には、贈り主の会社名と代表者名を記します。税務は交際費として扱うのが一般的です。
  • 社内(自社の役員・社長就任)へ ― 自社の新体制を祝い、会社や有志で記念の品を贈る場合。名入れで就任年月日やお名前を入れ、記念性を高めることもできます。税務は社内規程に基づく扱いとなります。

それぞれの詳しい考え方は、以下でご案内します。

就任祝いの意味

就任祝いには、大きく三つの意味があります。

一つは、お祝いです。
重責を担うお立場に就かれたことを、心から祝う。その気持ちを、言葉と品で正式に伝えます。

二つは、これからのご縁への願いです。
とりわけお取引先へのお祝いは、新体制のもとでも変わらぬお付き合いを願う、ご挨拶の意味を帯びます。

三つは、門出を形に残すことです。
手元に残る品は、就任という一日を静かに思い起こさせ、これからの日々のささやかな支えとなります。

贈る時期(タイミング)

就任祝いは、正式な辞令や就任の発表があってから贈るのが基本です。発表前にお祝いを届けるのは、人事が未確定の段階でのフライングとなり、かえって失礼にあたります。

発表後は、就任日から一週間以内、遅くとも二週間以内に届くよう手配するのが目安です。就任式や記念式典がある場合は、その前日までに到着するよう整えると、当日を気持ちよく迎えていただけます。

品物の準備には、名入れやのしの手配を含めて日数がかかることもあります。発表の見込みが立った段階でご相談いただければ、当日に間に合うよう整えてまいります。メールにてお気軽にご相談ください。

いくらで贈るか(ご予算の目安)

就任祝いのご予算は、贈る相手との関係性によってさまざまです。一般的な目安としては、次のように整理されています。

  • 重要なお取引先へ:30,000〜50,000円ほど
  • 一般的なお取引先へ:10,000〜30,000円ほど
  • 社内の部署・有志から(連名):10,000〜30,000円ほど

松美堂では、上質な酒器やタンブラーなど、就任の門出にふさわしい工芸品をご用意しております。ご予算やお相手に応じて、名入れを含めて、品物選びから弊社にてご提案いたします。

なお、お名入れをご希望の場合、お名入れ代は別途となります。あわせて、のし・包装・立て札・配送までを含めてお見積もりになると、後の食い違いを防げます。

※就任祝いは、社外(お取引先)へ贈る場合と社内で贈る場合とで、税務上の取扱いが異なります。詳しくは下記のNoteをご覧ください。

— Note : 経理・税務担当の方へ —

就任祝いと税務(社外・社内)

就任祝いの費用は、贈る相手によって勘定科目が分かれます。

社外(お取引先)へ贈る場合
お取引先の就任祝いは、現金のご祝儀・品物のいずれも、交際費(接待交際費)として処理するのが一般的です。社会通念上、相当と認められる金額であることが前提となります。なお、交際費の損金算入には上限などの定めがあるため、規模や内容によって取扱いが変わります。

社内(自社の役員・従業員)へ贈る場合
慶弔見舞金規程などの社内規程に基づき、社会通念上妥当な額であれば、福利厚生費として処理できることが多いとされています。一方で、規程によらず特定の役員へ過大に支給する場合などは、役員賞与や給与とみなされることがあります。

いずれの場合も、金額や形態(現金か現物か)、社内規程の有無によって判断が分かれます。具体的な処理は、顧問税理士や所轄税務署にご確認ください。

記念品としての工芸品

就任祝いでは、胡蝶蘭や観葉植物といった花が定番です。
華やかにお祝いの席を彩る一方で、時とともに役目を終えていきます。

これに対して、工芸品は手元に長く残る品です。
花に添える形ある贈りものとして、あるいは花に代わる記念の品として、就任という節目を静かに刻みます。上質な酒器で門出の一献を、といった選び方もございます。

もちろん、工芸品に限る必要はありません。
「こういう品があるとよい」「予算内でこんな記念品を探している」といったお声も承っております。ご要望をお聞かせいただければ、松美堂が代わりにお探しし、ご提案いたします。贈る相手やお渡しになる場面にあわせて、ふさわしい一品を一緒に考えます。

避けたほうがよい品・言葉

お祝いの席では、縁起の上で控えたほうがよいとされる品があります。慣習であり絶対の決まりではありませんが、相手の受け取り方に配慮するなら、押さえておくと安心です。

  • ハンカチ ― 「手切れ」に通じ、別れを連想させるとされます。
  • 刃物 ― 「縁を切る」に通じるとされます。
  • 靴・マットなど履くもの・敷くもの ― 「踏みつける」に通じ、目上の方へは失礼とされます。
  • 櫛(くし) ― 「苦」「死」の語呂から避けられます。
  • 赤い色・火を連想させる品 ― 「火事」を想起させるとされます。

また、目上の方へは、文具(ボールペン等)・ベルト・時計といった「勤勉を促す」意味にとられうる品や、現金は避けるのが無難とされます。就任祝いでは相手が目上にあたることが多いため、とりわけ配慮が求められます。

For Inauguration
就任祝いに、選ばれている品

門出の一日を、手元に残る形で。
上質な酒器やタンブラーなど、就任祝いにふさわしい品をご紹介します。

名入れ例 -就任祝い-

名入れイメージ

就任祝いの名入れは、社内向けか社外向けかで考え方が変わります。

  • 社内(自社の就任記念)― 就任年月日・お名前・役職などを入れ、記念性を高める例があります。
  • 社外(お取引先へ)― 品物への名入れは控えめにし、贈り主はのしや立て札で示すのが一般的です。

相手が使う品でもあるため、名入れが目立ちすぎないよう配慮すると、長くお使いいただけます。名入れの有無は、贈る相手やご関係に応じて判断されるのが一般的です。

表書き例 (熨斗・立て札)

熨斗のイメージ
  • 御就任御祝
  • 祝 御就任
  • 御祝

水引は、紅白の蝶結びが用いられます。何度繰り返してもよいお祝いごとに用いる結び方です。水引の下には、贈り主の会社名と代表者名を記します(社外へ贈る場合はとくに丁寧に整えます)。

添え状 文面例(挨拶状)

添え状のイメージ
拝啓

このたびは、代表取締役社長にご就任されましたこと、心よりお慶び申し上げます。
日頃のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、新たなお立場でのますますのご活躍を、心より祈念いたします。
つきましては、心ばかりではございますが、お祝いの品をお贈りいたします。
今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

敬具

※実際の文面は、贈る相手(社外・社内)やご関係に応じて調整されます。

お見積り・ご提案について

お見積りをいただければ、挨拶状・のし紙・立て札・お名入れ内容まで整えてご提案いたします。
社内のご稟議や役員会でのご検討資料としても、そのままお使いいただけます。

本体・箱・付属品へのお名入れについて

贈る商品がお決まりの場合は、ご希望の商品をお知らせいただければ、お名入れ案をお作りしてお送りします。あわせて、入れたい文字・ロゴ・マークをお伝えください。

商品がまだお決まりでない場合も、ご予算や、贈るお相手(社外・社内)、就任の時期などをお聞かせいただければ、品物選びから弊社にてご提案いたします。

ロゴデータをお持ちでない場合は、御社ホームページ上のロゴを参考に、サンプルとしてお名入れ案をお作りすることも可能です。

お見積りも、お名入れ案の作成も、無料で承ります。
就任の時期が控えている段階でも、ご相談を承ります。

メールで相談する
info@syoubidou.co.jp

お電話でも承ります 0120-50-0031(平日9:00〜17:00)

最後に

就任祝いでは、
「社外へ贈るのか、社内で贈るのか」、
「いつまでに、どの言葉で届けるのか」、
この二つを先に整理しておくと、品物選びも、添える言葉も、ぐっと進めやすくなります。

新たな門出を、これからのご縁へつなぐ一日に。
その設えの一助として、工芸品という選択肢もいかがでしょうか。